『大乱闘スマッシュブラザース』シリーズのディレクターである桜井政博は、同ゲームには今後も『ドラゴンボール』の孫悟空や『マーベル・コミック』のアイアンマンといった、ゲームのキャラクター以外が登場する予定はないと語った。

 マリオやソニックなどの人気ゲームキャラクターが、メーカーの垣根を越えて登場する対戦型アクションゲームの『大乱闘スマッシュブラザース』だが、今後も孫悟空やアイアンマンといった、ゲーム世界以外のヒーローが参戦する予定はないという。

 先ごろ行われた日本ゲーム大賞2019で、『大乱闘スマッシュブラザースSPECIAL』は「年間作品部門 大賞」、「ベストセールス賞」に加え、海外市場で最も高い評価を得た作品に与えられる「グローバル部門」を受賞した。

 ジャーナリストの@PushDustInのツイートによれば、桜井は授賞式で「いつも海外のファンから『おれの愛するアイアンマンはどこ?』とか『ぼくの大好きな孫悟空は参戦しないの?』といった要望が寄せられますが、基本的にスマブラにはゲーム以外のコンテンツを投入する予定はありません」とコメント。

 なお、それは2015年に他界した任天堂の元代表取締役社長、故・岩田聡の意志を反映したものだとみられている。

 その受賞スピーチで桜井氏は「あくまで手前個人の話で大変申し訳ないんですけれども言わせていただくと大乱闘スマッシュブラザーズをSwitchで作るというのは故・岩田社長…岩田さんが私に投げた最後のミッションだったりするんですね」と語っている。