『Dota2』の開発者であるValveは、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い『ザ・インターナショナル2020(TI10)』の開催を延期すると発表した。

 Valveは公式声明で「新型コロナウイルスの感染拡大によって、世界各国が緊急事態の最中にある。熟慮を重ねた結果、我々はザ・インターナショナルの開催延期を決断した。代替開催日程については様々な可能性を検討したが、2021年の開催が濃厚となっている」と発表した。

 TI10は8月18日から23日にかけて、スウェーデンのストックホルムで開催予定だった。

 ザ・インターナショナルは『Dotaプロサーキット』の最後に行われるDota2最大の祭典で、2011年に第1回の大会を開催して以来、毎年のようにEスポーツの大会の最高賞金額を更新してきた。

 昨年のTI9の賞金総額は3430万ドルで、連覇を達成したOGは賞金1億5000万円を持ち帰った。

 なお、T110の開催は延期となったものの、大会の視聴に必要な「バトルパス」は今年中に販売が開始される。バトルパスの売上によって、T110の賞金総額は最大25%増額される。