『OGA Dota PIT・オンライン・EU-CIS』はアッパーブラケット決勝が行われ、チーム・シークレットがライバルのOGを2-0で下し、グランドファイナルズ進出を決めた。

 シリーズのゲーム1で、シークレットは世界屈指の強豪を相手に圧倒的なパフォーマンスをみせた。一方的な展開となった試合はわずか25分で終了し、キル数は34-5と大きな差が開いた。

 OGはシリーズ初戦で4-プロテクト-1の戦略を取り、スメイル・“SumaiL”・ハッサンがアルケミストを起用。イェイク・“MidOne”・ナイツェンはミッドにアースシェイカー、セバスティーン・“Ceb”・デブスはダーク・シーア、マルティン・“Saksa”・サスドフはサポートにパンゴリエル、ヨハン・“N0tail”・サンドスティーンはキャリーをバックアップするためにチェンを使った。

 一方のシークレットは超攻撃的なトライコアを採用し、ラッセ・“Matumbaman”・ウルパライネンがブラッドシーカー、ミハル・“Nisha”・ヤンコウスキがクイーン・オブ・ペイン、オフレーンのルドウィグ・“zai”・ワールベリはドラゴンナイトを起用した。一方、ヤツィエド・“YapzOr” ・ジャラダトとクレメント・“Puppey”・イワノフはそれぞれルービックとベンジフル・スピリットを選んだ。

 シークレットはOGのラインアップのビルドアップの遅さを逆手に取り、レーニングフェイズを支配して14分までに1万ゴールドを積み上げた。SumaiLが18分にラディアンスをジャストタイミングで繰り出すが、それでも離れていく流れを引き寄せることはできなかった。

 OGは試合の流れを引き寄せるために全力を尽くしたが、シークレットにチームファイトで後れを取り続け、25分で降参に追い込まれた。

 Matumbaman、Nisha、zaiがシークレットの全34キル中30を達成し、おまけに喫したデスは0だった。Nishaが13キルでチームをリードし、Matumbamanは12キル、さらにzaiが5キルを達成した。

 この勝利によって、シークレットは『WePlay!プシュカ・リーグ』と『ゲイマーズ・ウィザウト・ボーダーズ・チャリティ・トーナメント』に続き、3大会連続でグランドファイナルズ進出を果たした。

 一方のOGは、シークレットとの再戦をかけて、ロワーブラケット決勝でチーム・リキッドと対戦する。