One・ゲーム・エージェンシー(OGA)の『AMD SAPPHIRE DOTA PITオンライン』は、EUとCIS地域から10チームの強豪が参加する新たなリーグを追加することを決めた。大会は5月13日から23日まで開催が予定され、賞金総額15万ドルを懸けた戦いとなる。

 大会に参加するのはEU地域からOG、チーム・シークレット、アライアンス、チーム・リキッド、ニンジャス・イン・パジャマス、Vikin.gg、CIS地域からヴィルトゥス・プロ、ナートゥス・ヴィンケレ、ヘルレイザーズ、チーム・スピリットの各チーム。

 大会はまず5月13日から20日までグループステージが行われ、続いて5月21日から23日にメインイベント開催となる。

 グループステージでは参加チームが5チームずつ2つのグループに分けられ、1回総当りでそれぞれ対戦。各試合は3番勝負となる。

 大会のグループ分けは以下の通り:

グループAグループB
● アライアンス● ニンジャス・イン・パジャマス
● ヘルレイザーズ● チーム・リキッド
● ナートゥス・ヴィンケレ● チーム・シークレット
● OG● チーム・スピリット
● Vikin.gg● ヴィルトゥス・プロ

 メインイベントは「ダブルエリミネーション」方式で開催される。各試合は3番勝負で行われ、グランドファイナルのみ5番勝負となる。

 大会チャンピオンには優勝賞金6万2000ドル、準優勝チームには3万2000ドルが授与される。

 『DOTA・PIT・マイナー2020』は2019-2020シーズン『Dotaプロサーキット(DPC)』のマイナー第4戦目となることが予定されていた。もともとは4月23日から26日までクロアチアのスプリトのスパラディウム・アリーナで開催される予定だった。

 だが新型コロナウイルスのパンデミックによる影響で3月半ばに大会の中止が決定。この大会の優勝チームが出場するはずだった『EPICENTER・メジャー2020』も同じく中止された。

 『DOTA PITオンライン』はより小規模な形でスタート。9チームが出場して賞金総額6万ドルを争う中国リーグが今月に入ってから開催されている。中国リーグのチャンピオンは5月11日に決定し、その2日後にはEU&CISの大会が幕を開ける。

 今季最後のメジャー大会『ONE Eスポーツ・シンガポール・メジャー』も中止となり、『ザ・インターナショナル2020』も来年に延期されるなど、『DPC』は急ブレーキを余儀なくされた。『Dota』のコンペティティブシーンは全面的にオンラインイベントへと移行している。