スウェーデンの『カウンターストライク』レジェンド、オロフ・“Olofmeister”・カイビアーは、疲労とモチベーションの喪失を理由にFaZe Clanのアクティブロスターから外れることを発表した。

 「このゲームとゲームシーンのことは今でも大好きだが、モチベーションを取り戻す必要がある。しばらく時間を取って休養し、自分の未来について考えたい」とOlofmeisterはコメント。チームやファンからのサポートに感謝の思いも述べつつ、「また会おう」と約束している。

 Olofmeisterは2017年8月からFaZeに所属し、『ESL One:ニューヨーク2017』、『ELEAGUE CS:GOプレミア2017』、『Eスポーツ・チャンピオンシップ・シリーズ・シーズン4』、『EPICENTER 2018』などの大会をこのチームで戦ってきた。それ以前にはFnaticで3年以上を過ごし、『ESL One:カトヴィツェ2015』と『ESL One:ケルン2015』で2つのメジャータイトルを獲得していた。

 Olofmeisterが競技シーンから一旦離れるのは今回が初めてのことではない。2018年にも個人的理由で3ヶ月間休養したことがあり、FaZeは代役としてリチャード・“Xizt”・ランドストレームとヨルゲン・“cromen”・ロバートセンをチームに加えていた。

 Olofmeisterは最近の試合、特に『ESL・プロリーグ・シーズン11』の欧州ディビジョンで低調なパフォーマンスが続いていた。休養を取るという彼の決断はチームメートたちも前向きに受け止め、ニコラ・“NiKo”・コヴァッチは「モチベーションを取り戻してシーンに戻ってきてくれるのを待っている。やめるにはまだ早すぎる」とコメントしている。

 FaZeが先日『ドリームハック・マスターズ・スプリング2020』で戦った際には、16歳のオーリマス・“Bymas”・ピピラスがアクティブロスターの一員としてOlofmeisterの代役を務めた。豪華メンバーを揃えたチームは初戦でGODSENTに2-1の勝利を収め、次のグループ戦ではチーム・スピリットおよびFnaticとの対戦を予定している。