中国のDota2の強豪PSG.LTDは、スターキャリープレイヤーのワン・“Ame”・チュンユをCDEC・ゲーミングに放出し、代わりに同チームからマレーシア人のライ・“Ahjit”・ジェイソンを獲得したと発表した。
このトレードは、PSG.LTDの今季のDotaプロサーキット(DPC)における惨めなスタートが原因となっている。チームは母国開催ながら3位に終わってしまった『ザ・インターナショナル2019(TI9)』のあと、キャプテンのシュ・“fy”・リンセンが目の手術を受けたため、最初の『MDL成都メジャー』を欠場した。
このあと『ライプチヒ・メジャー』の予選からDPCに復帰したが、ここではオープン予選でまさかの敗退。さらに『ONE Eスポーツ Dota2 シンガポール・インビテーショナル』でも惨敗に終わっていた。
PSG.LTDが公式Twitterアカウントで表明したところによれば、Ameの移籍は本人の希望によるものであり、さらにチーム全体のレベルアップも目的としているという。
AmeはPSG.LTDでキャリアをスタートさせた。2015年に複数のアカデミーチームでプレーしたあと、2016年にトップチームに昇格していた。
Ameはチームの2つのメジャー大会制覇に貢献しており、さらにPSG.LTDをTI8では2位、TI9では3位へと導く原動力となっていた。
Ameの代わりにPSG.LTDの一員となったAhjitは、東南アジアのDotaシーンで2015年以来プレーしてきた。彼はタイガースやミネスキでプレーしたあと、TI9の数カ月前に休養に入っていた。
2019-20シーズンに入ると中国に拠点を移し、まずはCDECアヴェンジャーでプレーしたあと、12月にCDECのメインチームに昇格していた。
PSG.LTDは、『ESL Oneロサンゼルス・メジャー』へ出場するためには、まずは2月12日から13日にかけて開催されるオープン予選を突破する必要があるが、それを新しいキャリープレイヤーと共に成し遂げなければならないという、難しいタスクを背負うことになった。
一方、AmeのCDECはすでにクローズド予選への招待を受けており、オープン予選に参加する必要はない。
PSG.LGD Dota 2 2019-2020 DPC ロスター:
- ライ・“Ahjit”・ジェイソン
- ル・ “Somnus丶M” ・ヤオ
- ヤン・ “Chalice” ・シェンイ
- シュ・ “fy”・リンセン
- ヤプ・“xNova”・ウェイ
CDEC・ゲーミング Dota 2 2019-2020 DPC ロスター:
- ワン・ “Ame”・チュンユ
- グオ・“Xm”・ホンチェン
- シェン・“123”・チャオ
- ショウ・“James”・ウィフ
- チェン・“Victoria”・グアンホン
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