バルブ社が『Dota2』のマッチメイキングシステムのアップデートをリリースした。今回のアップデートは高いマッチメイキングレート(MMR)をもつ選手と、高ランクの選手が多数所属しているグループに焦点を当てている。

 新しいアップデートでは、“イモータルランク以上の選手を含むグループの選手”は、全メンバーが“最高ランクの選手”とみなされるようになった。今回の機能追加は、プロや高ランクの選手を含むグループを狙いとするものだが、同時に選手間のMMR格差が大きい“普通”レベルのグループにも影響を与えることになる。

 なお、バルブ社はグループ内で共存しうるMMRの格差を2800から2000へと減らし、これによって格差の激しいグループも対戦相手をみつけやすくなった。



 もう一つの大きな変更は、グループとソロ選手の間のマッチメイキングルールの厳格化である。5人のグループは5人のグループを相手にしかマッチングされないようになり、ソロ選手はソロ選手のみが揃ったチームとマッチングされるか、あるいは二人組のグループ+ソロ選手3人のチームのみとマッチングされることになる。

 ランクのメダルにも変更が加えられ、一つのメダルごとの星の数は7つから5つに戻った。これによって、各メダルが表現するMMRのレートの幅が再調整された。

 さらに新しいマッチメイキングのアップデートでは、コアマッチメイキングコードに変更があり、振る舞いレベルが3000以下の選手はチャットやボイス機能が使用不可となった。