昨季までのラインアップがまるごとTeam Liquidへ移籍し、体制を立て直す必要に迫られていたAllianceが、すぐさま新チームを発足させた。

 チームを率いるのは、かつてNinjas in Pyjamas (NiP) のミッドレイナーを務めたアドリアン・“Fata”・リンクスで、新チームは2019-20シーズンの『Dotaプロサーキット(DPC)』に参戦する。

 Allianceの新チームはヨーロッパ出身選手たちの混合で、FataのNiP時代のチームメイトであるネタ・“33”・シャピラ、元Mineskiのキャリープレイヤーであるニコライ・“Nikobaby”・ニコロフ、元CompLexity Gamingのミッドプレイヤーであるリナス・“Limmp”・ブロムディン、そしてスウェーデンのジャーニーマン(チームを頻繁に移籍する選手)ことサポートのサイモン・“Handsken”・ハーグの5名。最後の二人は過去にAllianceでのプレー経験がある。

 Allianceは『ザ・インターナショナル(TI9)』に出場したチームが、先ごろ揃ってTeam Liquidに移籍するという緊急事態に見舞われていたが、なんとかDPC開幕に新チームを間に合わせることができた。

 チームの当面の目標は、本拠地スウェーデンのストックホルムで開催される『ザ・インターナショナル2020(TI10)に出場することだ。

 Allianceのコーチであるヨナタン・“Loda”・ベルグは「今季の我々の目標はストックホルムのザ・インターナショナルに出場することだけでなく、そこで勝つことだ。経験豊富なメンバーが揃ったので、我々はこの旅路の果てに目標を達することができると信じている」とコメントした。

2019-20のDPCに向けたAllianceの新ラインアップ

1:ニコライ・“Nikobaby”・ニコロフ
2:リナス・“Limmp”・ブロムディン
3:ネタ・“33”・シャピラ
4:サイモン・“Handsken”・ハーグ
5:アドリアン・“Fata”・リンクス

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