『リーグ・オブ・レジェンド世界選手権2019』は現地時間2日に準決勝の試合が行われ、FunPlus Phoenix (FPX) が前回王者のInvictus Gaming (IG)を3-1で下し、決勝進出を果たした。

ゲーム1

 初戦はFPXのガオ・“Tian”・チャンリャンが見事なQiyanaのプレーをみせ、IGのガオ“Ning”・ジェンニンのGragasを相手にアビリティEdge of Ixtalを使った。さらにTianはアルティメットアビリティのSupreme Display of Talentを披露し、Ningのほか2選手の動きを止めてみせた。

 この見事なセットアップによって、FPXのキム・“Doinb”・タエサンがトリプルキルを達成した。

ゲーム2

 第2戦は両者一歩も譲らないガチンコ勝負となり、今大会でベストゲームの一つとなった。チームファイトの勝者は次々と入れ替わり、試合は一歩も先が読めない緊張感溢れる神経戦が展開される。

 序盤戦、IGのNingのGragasがFlash、Body Slam、Barrel RollのコンビネーションでFPXのDoinbとTianの動きを止め、最後はダブルキルを達成する。

 次第にゲームは「どちらがBaron Nashorのバフを手にするか」が焦点となり、サモナーズ・リフト上では最強の中立モンスターを巡って激しい争奪戦が展開される。

 Invictus GamingはFPXのDoinbを捕まえると、試合開始後42分の時点で勝利を手にし、シリーズを1-1のタイに戻した。

 この試合は最終的に59人のチャンピオンがキルされ、文字通り世界選手権史上最高の死闘となった。



ゲーム3

 ゲーム3ではFunPlus Phoenixが好スタートを切り、キム・“GimGoon”・ハンサエムの
がIGのNingを10分でキルしてみせる。

 終盤までゴールド数もレーン数も互角だった両者だが、FPXはDoinbとTianが超攻撃的なプレーをみせ、IGを守勢に回らせる。

 最終的に、IGはネクサスを守り切れず、FPXがシリーズを2-1とリードする。

ゲーム4

 追い詰められたIGに対し、FPXはつけ入る隙を与えなかった。

 FPXは序盤、リン・“Lwx”・ウェイシャンとTianが自陣のトップレーンの小塔の下でIGのNingとTheShyの攻撃を受け、Lwxがキルされてしまうが、TianはHP残りわずかという状況でリュ・“Crisp”・キンソンに窮地から救いだされる。

 生き残りのかかるIGは相手の攻撃を逆手に取り、TheShyがクアドラキルを達成し、エースを獲得してみせる。

 しかしながら、FPXは彼らの必勝パターンに従って、まずはIGのスーパーキャリーを始末する。DoinbがTheShyをキルし、さらに相手の残りメンバーを一掃してエースを獲得した。

 この結果、FPXは前年の世界王者を3-1で下し、決勝進出を果たした。

 FunPlus Phoenixは10日に行われる決勝で、G2 Esports vs SKT T1の勝者と対戦する。サモナーズはこの試合をライアットゲームスのTwitchチャンネルで視聴可能だ。

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