『ヴァロラント』のパッチ1.01がリリースされた。セージが大幅に弱体化される一方で、レイナとソーヴァは微妙に強化され、「スパイクラッシュ」に新要素も追加されている。

 セージの「バリアオーブ」の射程距離は20メートルから10メートルへと縮小された。「20メートルの射程距離により、セージは中立地帯を積極的にコントロールすることができており、ヴァロラント内の彼女の役割に対して不適当なものだった」とRiotは説明している。

 これにより、最近ゲーム内で広がっていた「バリアオーブ」の積極的運用は抑制されることになる。セージはより守備意識の強いキャラクターに戻ることになるだろう。

 ソーヴァとレイナはわずかに強化されている。「リーコンボルト」と「リーア」の効果エリアインジケーターは、プレイヤーや味方エージェントがそのエリアの近くにいる場合のみ敵チームのミニマップに表示されることになった。

 これで特にソーヴァは、場所が特定されにくくなった「リーコンボルト」をより活用しやすくなるはずだ。

 今回のパッチでは「アセント」マップの更新も行われ、武器がすり抜けてしまうようないくつかの場所が修正された。「アセント」の一部の場所で一方向からのみ壁を貫通して打つことができていた問題も修正されている。

 クイックゲームモードである「スパイクラッシュ」にも面白そうな変更が加えられた。「フルアルティメットオーブ」「クリップリングディケイオーブ」「ダメージアンプリファイアーオーブ」の3タイプのオーブが追加されている。

 各ラウンドのスタート時やキャラクター選択画面の説明ウィジェットに、様々なタイプのオーブが表示される。

 新たなオーブタイプは:

  • ヘルスオーブ – チーム全体のHPが徐々に回復、即発動
  • ディセプションオーブ – 入手3秒後から相手チームを「パラノイア」状態にする
  • ゴールデンガンオーブ – オーブを入手したプレイヤーに、完璧な精度を持つ一撃必殺のゴールデンピストルが付与される(NINTENDO64の『ゴールデンアイ 007』のように)

 Riotは、『ヴァロラント』のパッチにおいてエージェントや武器、ゲームシステムに頻繁に変更を加えることはないという姿勢を維持し続けている。ゲームに悪影響を及ぼす各種の問題の修正に注力するとのことだ。