FGC(ファイティング・ゲーム・コミュニティ)のEスポーツ団体UYUは、フランスとイギリスの『鉄拳7』のトッププロを集め、3vs3形式の大会『UYU TEKKEN UNLEASHED 2』を開催した。

 チームUKは善戦したものの、最後はヴィンセント・“Super Akuma”・ホマンの活躍によって、フランスが6-5で勝利した。

 Super Akumaのほかに、フランスチームにはギリョーム・“Gunni”・シルツと新星“Banbino”が選ばれてた。一方のチームUKにはケイン・“Kaneandtrench”・ハートフィールド、アシム・“Asim”・アリ、フサイン・“Gosain”・シャーが所属していた。

 大会は2回戦勝ち抜き方式で行われた。

 フランスチームの先鋒を務めたBanbinoは期待に応える活躍をみせた。この新星はザフィーナを使ってAsimの巌竜をパリーして、最後は鮮やかなコンボを叩き込んでみせた。


 一方のチームUKは次鋒のGosainがマーシャル・ロウを使って、Asimを楽々と破ったBanbinoと、フランスチームの次鋒であるGunniを相手に連勝を収めた。Gosainは最後はレイジアーツからマジック4のカウンターで、Gunniを屠ってみせた。


 フランスチームの大将、Super Akumaは出番が回って来ると大暴れをみせた。Gosainの連勝をストップすると、次の試合ではKaneandtrenchをえげつない昇竜拳の連発でノックアウトしてみせた。

 Super Akumaの勢いは、Asimとのミラーマッチでも衰えることはなかった。メーターバーン・コンボを叩き込み、豪鬼同士の一戦を秒殺で制した。


 チームUKはSuper Akumaに連敗したものの、Kaneandtrenchが吉光を使ったトリッキーなプレーで、一挙に流れを引き寄せた。この吉光の名手は、回転技の連続で“豪鬼の神”を翻弄し、Super Akumaからこの日初めての勝利を手にした。

 続く試合でKaneandtrenchはジャック7を使ったGunniに苦戦を強いられ、最終ゲームを前にスコアボードをタイに持ち込まれるが、最後はローキックによってとどめを刺し、シリーズを勝利へと持ち込んだ。

 勢いに乗ったKaneandtrenchだったが、次の試合では猛り狂うSuper Akumaの前に屈することになった。最終ラウンドに持ち込むべく奮戦するが、最後はチャージアタックによってノックアウトされてしまう。


 『UYU TEKKEN UNLEASHED 2』の最終戦で、Super Akumaは再びGosainと相対した。

 Gosainは最初の試合では秒殺されてしまっていたが、今回は意表を突いた足払いでスコアボードをタイに戻すことに成功する。

 しかしSuper AkumaはGosainにスーパープレーを見せつけられても、決して怯むことはなかった。自分のプレースタイルを見失うことはなく、ヨーロッパ最強の豪鬼使いであることを証明してみせた。最終ラウンド、Super Akumaはロウを壁際に追い込むと、コンボを叩き込んで大会をパーフェクトラウンドで締めくくった。

 『UYU TEKKEN UNLEASHED 2』の模様は大会の公式Twicthチャンネルで視聴可能だ。