Riot Gamesは、『ヴァロラント』でチート行為を行ったとしてすでに1万以上のアカウントをBAN処分としている。

 Riotのチート対策データエンジニアであるフィリップ・コスキナスは、個人ツイッターアカウントでの投稿で、『ヴァロラント』が新たに1600アカウントをBANしたことを明らかにした。

 1週間前には現時点で最大の一斉BANが実施され、合計8873アカウントをストップしたとコスキナスが明らかにしていた。

 コスキナスはまた、『ヴァロラント』のチート対策システムが「ソウルBAN」の実行を開始したことも発表している。これは、ある時点でチート行為を行ったことが発覚したユーザーの過去、現在、未来のアカウントを全て停止するものだという。

 『ヴァロラント』がリリースされた暁には一部のソウルBANを解除し、悔い改めたチーターにもう一度だけチャンスを与えるとのことだが、「それが我々の慈悲の最終限界」だともコスキナスは付け加えている。

 『ヴァロラント』のチート対策システムは順調に機能している様子だが、システムの煩わしさに対してはコミュニティー内で多少の不満の声が上がっていたことも事実だ。

 コミュニティー内には、チート対策システムがカーネルモードのドライバーコンポーネントにより「常に起動」するという性質が煩わしく、プレイヤーのプライバシーが脅かされると考えるメンバーも多かった。これに対してRiotはプレイヤーからの声に応え、チート対策システムをユーザー側でより自由にコントロールできるように改良している。