『ONE Eスポーツ Dota2 ワールドプロ・インビテーショナル』のグループステージ第1日が行われ、グループAの開幕戦ではヨーロッパの強豪Team SecretがCISの雄Virtus.proと対戦した。


ゲーム1

 ドラフトフェーズで両チームは思い切った選択を行った。Team Secretはミドルレーンのミハル・“Nisha”・ヤンコウスキがMagnusを選んだ。一方、Virtus.proはウラジミール・“No[o]ne”・MinenkoがMeepoを選択する。

 試合開始直後から、Secretが完璧なローテーションを組んだため、Virtus.proのMeepoはチームに勢いを与えることはできなかった。SecretはMeepoさえ止めればVirtus.proに勝利できると踏んでいたため、レーニングフェイズの終了後、すぐさまMeepoにプレッシャーをかけた。

 Virtus.proはMeepoの選択が空振りに終わり、ゲームにインパクトを与えることができなかったため、チームファイトでSecretがVirtus.proを蹂躙する展開が続き、ゲーム1は28分でSecretの勝利に終わった。



ゲーム2

 Team Secretはポジション1のラッセ・“Matumbaman”・ウルパライネンがUrsaを、NishaがOutworld Devoureを、そしてルドウィグ・“zai”・ウァールベリがBeastmasterを選択した。

 一方のVirtus.proはNo[o]neのためにより強力なミドルレーンのヒーローを選択し、コアにはTroll WarlordとLegion Commanderを据えた。

 ゲーム2の立ち上がりはVirtus.proがよい立ち上がりをみせ、No[o]neがSecretのコアヒーローをキルしてみせる。

 しかしここからSecretが卓越したチーム戦術を披露し、ミドルレーンのチームファイトでVirtus.proを圧倒する。

 Team SecretはRoshanピットを落とすことで、ゲームの流れを決定的なものにしようとする。Virtus.proはこれに対抗しようとするが、かえってこれがゲーム2の行方を決定付けてしまうことになる。Virtus.proはNishaのOutworld Devourerを仕留め損ねると、そこからSecretは一気にVirtus.proのヒーローたちを一掃し、ミドルレーンを進撃して2-0でシリーズをものにした。

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