『Dotaサミット11マイナー』はグランドファイナルが行われ、Invictus GamingがChaos Esports Clubを3-0で下し、賞金7万2000ドルと、140DPCポイントを獲得。さらに『MDL成都メジャー』への最後の切符を手にした。

 中国とマレーシアの混合チームであるInvictus Gamingは大会を通して圧倒的なパフォーマンスを披露し、グループステージとプレーオフを合わせてもわずか2敗しか喫しなかった。そのなかにはChaos Esports Club相手のアッパー・ブラケット決勝での2-0の勝利も含まれている。Chaos Esports Clubはローワー・ブラケットの決勝でHellRaisersを2-0で下し、なんとかInvictus Gamingとの再戦にこぎつけていた。


ゲーム1

 Invictus Gamingは最初の試合からフルスロットルで攻撃を展開し、ジン・“flyfly”・ジイィのFaceless Void、ゾウ・“Emo”・イィのEmber Spirit、チャイ・“JT”・ジュンウェンのTimbersawのトリオが猛威をふるった。

 一方のChaos Esports Clubはヤワル・“YawaR”・ハッサンがKunkkaを、クイン・“Quinn”・カラハンがTemplar Assassinを使って迎え撃つが、混戦となった序盤の流れはInvictus Gamingに傾いたままで、Invictus Gamingがわずか24分でゲーム1で勝利を手にする。

 


ゲーム2

 迎えたゲーム2、Chaos Esports ClubがQuinnがGyrocopter、YawaRがSlarkにスイッチすると、Invictus GamingはflyflyがAntimageを、EmoがTinyを使って応戦する。

 序盤はChaos Esports Clubがキルの数でリードしたが、Invictus Gamingはフ・“Kaka”・リャンジがキーとなる活躍をみせ、反撃の口火を切る。

 Chaos Esports Clubは流れを引き戻そうとするなか、Invictus GamingがflyflyとEmoがAvalanche-Mana Voidのコンボを繰り出すと、これが決定打となって、34分でゲーム2を制した。

 

ゲーム3

 追い詰められたChaos Esports Clubは、YawaRがLifestealerを、QuinnがOutworld Devourerを、そして、ヨナス・“SabeRLight-”ヴォレクがLegion Commanderを使って生き残りのかかる一戦に挑んだ。

 一方のInvictus GamingはflyflyがGyrocopterを、EmoがTemplar Assassinを、そしてJT-がLeshracを使ってシリーズを締めくくりにかかる。

 序盤はInvictus Gamingがリードするが、Chaos Esports Clubも効果的なキルでなんとか踏みとどまる。

 しかし奮闘むなしく、Invictus Gamingが徐々にChaos Esports Clubのベースを侵食していく。Chaos Esports Clubは最後の抵抗を試みるが、Invictus Gamingはその堅いディフェンスを破壊することに成功し、今季の『Dotaプロサーキット』のマイナー初戦をものにした。

 Invictus Gamingはこの勝利によって『MDL成都メジャー』への出場権を獲得。同じ中国勢のVici Gaming、Team Aster、EHOMEとともに母国で開催される大会に出場することになった。

 Invictus Gamingはすぐさま帰国し、『MDL成都メジャー』に備えることになる。大会は11月16日から24日にかけて開催され、賞金総額100万ドルと1万5000DPCポイントをかけて争われる。

 

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