今週の『週刊Eスポーツ』では2019年度のニュースをおさらい!

  • 16歳のBughaが『フォートナイト・ワールドカップ』のソロで優勝!
  • OGが史上初となる2度目の『ザ・インターナショナル』制覇達成!!
  • 『オーバーウォッチ・リーグ・シーズン2』でサンフランシスコ・ショックが優勝!
  • FunPlus Phonixが『リーグ・オブ・レジェンド世界選手権』で優勝!
  • 『MLBB M1世界選手権』でEVOS Legendsが優勝!
  • チクリンが『鉄拳ワールドツアー・ファイナルズ』の覇者に
  • iDomが『カプコンカップ』のグランドファイナルでPunkを下す番狂わせ!!

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Credit: Epic Games

16歳のBughaが『フォートナイト・ワールドカップ』のソロで優勝!

 8月に行われた『フォートナイト・ワールドカップ』のソロ・ファイナルズで、16歳のカイル・“Bugha”・ギエルスドルフが圧倒的な勝利を収め、賞金300万ドルを手に入れた。

 これにより、Bughaは個人の選手としては一つの大会で最も大きな賞金を手にした選手となった。また、Eスポーツの生涯獲得賞金のランキングでも一気に10位に浮上した。

 Bughaは大会の序盤から目覚ましいパフォーマンスをみせ、9つの勝ち抜き戦を勝利し、ヴィクトリー・ロワイヤルのゲーム1では19ポイントを挙げてトップに立った。Bughaは残りの5試合でもリードを保ち、最終的には2位とは26差の59ポイントを獲得し、圧倒的な強さで優勝した。


Credit: The International

OGが史上初となる2度目の『ザ・インターナショナル』制覇達成!!

 8月に開催された『Dota2』の最高峰を決める『ザ・インターナショナル2019(TI9)』のグランドファイナルは、史上初めて直近2年間の優勝チームによる対戦となった。前年度優勝のOGは、TI17制覇のTeam Liquidを3-1で下し、史上初めてイージスを2度手にしたチームとなった。また、賞金1550万ドルを手にしている。

 Team Liqiuidはロワーブラケットで11勝1敗と破竹の快進撃をみせ、勢いそのままにグランドファイナルのゲーム1でも勝利したが、OGはすぐさまリカバーし、そこから3ゲーム連続でものにし、優勝を手にした。

 アナサン・“ana”・ファム、トピアス・“Topson”・ターヴィツァイネン、セバスティーン・“Ceb”・デブス、ジェッセ・“JerAx”・ヴァイニッカ、ヨハン・“N0tail”・サンドスティーンは、2年連続でイージス・オブ・チャンピオンズにその名が刻まれることとなった。


Credit: Ben Pursell for Blizzard Entertainment

『オーバーウォッチ・リーグ・シーズン2』でサンフランシスコ・ショックが優勝!

 9月にはサンフランシスコ・ショックが『オーバーウォッチ・リーグ・シーズン2』のグランドファイナルズで、史上初のパーフェクトステージを達成するなど目覚ましいパフォーマンスをみせ、見事なシーズンを締めくくった。グランドファイナルズではバンクーバー・タイタンズを4-0でスイープしてみせた。

 グランドファイナルズでの勝利によって、ショックは20枚連続でマップを制したことになった。プレーオフではロンドン・スピットファイア、ロサンゼルス・グラディエイターズ、杭州スパーク、ニューヨーク・エクセルシオールを4-0でスイープしてみせた。

 優勝したことにより、ショックは賞金110万ドルを手にした。グランドファイナルズのMVPには、シグマを使って卓越したプレーをみせた、ヒョビン・“ChoiHyoBin”・チョイが選ばれた。


Credit: Riot

FunPlus Phonixが『リーグ・オブ・レジェンド世界選手権』で優勝!

 『リーグ・オブ・レジェンド世界選手権』を制した中国のFunPlus Phoenix(FPX)は、公式に世界最高のチームに認定された。 チームは最高のシーズンを送り、『チャイニーズ・リーグ・オブ・レジェンド・プロリーグ(LPL)』の春季と夏季のリーグでトップを飾るとともに、『LPLサマーチャンピオンシップ』も制してみせた。

 勢いそのままに、世界選手権ではグループBをトップで通過すると、準々決勝ではFnaticを3-1で、さらに準決勝では前回王者のInvictus Gamingを3-1で下し、盤石の強さで決勝へ歩を進めた。

 決勝は史上最も一方的な展開となり、G2 Esportsを3-0で一蹴。これによってチーム史上初の世界タイトルを手中に収めることになった。


『MLBB M1世界選手権』でEVOS Legendsが優勝!

 11月に開催された『MLBB M1世界選手権』では、インドネシアのEVOS Legendsが出場16チームの頂点に立ち、史上初の世界制覇を成し遂げた。

 グランドファイナルズの相手は、インドネシア国内のライバルであるRex Regum Qeonで、それは『MPLインドネシアS4』のグランドファイナルズの再戦でもあった。

 序盤でリードを奪ったのはRRQで、3-1で一気に王手をかける。しかしEVOSは立て直すと、2ゲーム連続でものにして、シリーズを3-3のイーブンに戻してみせる。

 勝負を決するゲーム7では、EVOSがLunox-Kajaのコンビネーションを中心に、7分までにタレットでは9-0、キルでは12-3とリードを積み上げる。その1分後、EVOSはRRQのインヒビターを制圧し、シリーズを4-3でものにした。


チクリンが『鉄拳ワールドツアー・ファイナルズ』の覇者に

Credit: Bandai Namco

 12月、チクリンが『鉄拳ワールドツアー(TWT)・ファイナルズ』で今年最後のトロフィーを勝ち取った。日本のスター選手はグランドファイナルで見事なスイープを披露し、優勝賞金5万ドルを手にした。

 チクリンはグランドファイナルで韓国の名手リム・“Ulsan”・スフンと対戦。Ulsanがいつも通り三島一美を選択した一方、ギース・ハワードの使い手として知られるチクリンは、ここにきて豪鬼を選択して観衆を驚かせた。

 このサプライズは見事に功を奏し、Ulsanは豪鬼のプレッシャーと破壊力に対抗する術をもたず、シリーズはチクリンの3-0での圧勝で終わった。


Credit: Capcom

iDomが『カプコンカップ』のグランドファイナルでPunkを下す番狂わせ!!

 『カプコンカップ』は17日にグランドファイナルの試合が行われ、アマチュアでスポンサーもついていないデレク・“iDom”ルフィンが、『カプコンプロツアー』でランキング1位のヴィクター・“Punk”・ウッドリーを下す大番狂わせを演じ、ストリートファイターVの頂点に立った。

 ウィナーズ決勝でPunkに敗れたiDomは、ルーザーズを勝ち上がってグランドファイナルに進出。最初のセットで0-2からのリバーススイープを決めると、最終セットを3-1で制してタイトルを奪取してみせた。

 優勝したiDomは優勝賞金25万ドルを手にした。また、彼は好きなキャラクターの専用スキンをデザインする権利を手にしている。