イベント司会者を務めるユニークな男、エリ・ニーマンはREV Major 2019――フィリピン最高の格闘ゲームイベントの――初日に少しばかり時間を取り、ONE Esports編集部によるチャットの取材に応じた。

 『Dota 2』のファンなら、ニーマンがESLのイベントで司会していることを知っているかもしれない。特にESL One Manila 2016において、ニーマンの楽しく軽いノリの性格は、国を越えてファンの注目を集めていた。それは最近のESL One Birmingham 2019も含む、ESL Oneでの仕事ぶりでもそうだ。

 今回はREV Majorでの司会業のほかに、ニーマンはクリエイティブ・ディレクターとして大会の裏で活躍していた。彼は我々と一緒に座り、イベントやこれからについて、それからゲームコミュニティへ用意したミームについて話しこんでいた。


REV Major 2019のオープニングセレモニーを司会するエリ・ニーマン(右端)

クレジット:Gariath Concepts

――REV Majorで司会を務めるのは2度目になりますね!今年は何が変わってますか?

 そっちも気づいているだろうけど、ドでかい大会になった。本当にでかい、めっちゃめちゃでっかいよ。昨年の2018年なんてパワーマック・センター(※1)で開催されてたんだから。今回――いや初めて――ソレアー・リゾート & カジノ(※2)でイベントが行われたんだ。

(日本語版 脚注※1 フィリピンのApple関連企業。各地にショップがある。)

(※2 フィリピンの大規模なエンターテインメント施設。)

 僕が思うにこれは――格闘ゲームコミュニティの観点から言っても――フィリピン史上最大となる、正式な格闘ゲームトーナメントだ。だから大きいイベントで優れているだけじゃなく、演出だってすごいんだよ。

――大会に採用されている格闘ゲームでは、どのタイトルをプレイしていますか?

 僕は『鉄拳7』、『ストリートファイターlV』をプレイしてる。『ストV』は合わないんだよね。それから『スマブラ』。この3つだな。この中なら『鉄拳7』が上手くできると思うよ。

――REV Major 2019のトーナメントのハッシュタグは #DoItAgainです。何があなたを#DoItAgainに駆り立てましたか? 

 くじけないことと、遊び続けることかな? それから司会も?僕は自分の仕事が好きなんだ。一日中やってられるくらいに。毎日だってできるよ。……まあ疲れちゃうから、ほんとに毎日はやれないだろうけど。

 どうあれ自分の仕事を愛してる。この仕事ができて本当に感謝してるんだ。僕はどれだけラッキーなことか。――自分が仕事を 一貫してやり切れ、REV Majorのようなイベントに関われて、どれだけ幸運なんだろう。僕はコミュニティのみんなに向けて、気取った姿を披露するのも大好きなんだ。



――他のEsportsイベントで、あなたが司会をするイベントはありますか?

 あるよー。来月開催されるESGSに向けて取り組んでいるところ。そこで司会するつもり。

――これまでで司会したイベントで、あなたのお気に入りの仕事は?

 特に印象深いひとつはESL One Manilaと、GMPGLだね。初めて『Dota 2』の世界に飛び込んだんだ。

 GMPGLは僕たちフィリピン人が、国際的なお客さんを呼びこんだ初めてのイベントのひとつで、『Dota 2』コミュニティにマジのマジに良い印象を与えられた。そこから広がっていって、ESL One Manilaになり、成功したんだ。

――Esportsシーンのために、2020年ではエリ・ニーマンにどんな期待をすべきでしょうか?

 僕にとって、本当にやりたいミームがいくつかあるね。そうだな、コンテンツだよ。今年の年末までにできりゃあいいなって思ってるものもあるよ。それできたらマジでマジでマジで嬉しい。『Dota 2』向けだね。

 格闘ゲームについては、みんながREV Major 2019で楽しみにしているよね。僕たちはたくさん出し物もってるぜ。

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