Dota2の『DPL-CDA・プロフェッショナル・リーグ・シーズン1』は最終週の試合が行われ、EHOMEは中国の巨人ヴィシ・ゲーミングを下し、トーナメント最強のチームであることを証明した。

 EHOMEは8勝0敗とパーフェクトな成績で大会を終え、リーグ戦で1位になった。なお、EHOMEの8勝目は、ニュービーが八百長疑惑により失格となったためにもたらされた。

 『DPL-CDA・プロフェッショナル・リーグ』は勝ち点制で争われ、各チームは1勝ごとに勝ち点1を手にする。トーナメントには10チームが出場し、それぞれ3試合制のシリーズを9試合戦う。

 EHOMEはロイヤル・ネバー・ギブアップ、PSG.LGD、インビクタス・ゲーミングを相手に6ゲーム連続で連取中であり、絶好調で強豪ヴィシ・ゲーミングに挑んだ。

 1-1のタイで迎えたシリーズの最終ゲーム、EHOMEはジャン・“Faith_bian”・ルイダがブラッドマザーを選んでヴィシ・ゲーミングを驚かせた。EHOMEはFaith_bianをオフレーンからミドルレーンに移し、シャン・“Eurus”・チェンジュンのテラーブレードに対抗しようとした。そして『ザ・インターナショナル2016』の優勝メンバーであるFaith_bianは、ミドルレーンでヴィシ・ゲーミングのハードキャリーを圧倒する力をもっていることを証明した。

 Faith_bianはアグレッシブにしかけることで、ファームの手段をことごとく封じてみせ、ダイアのニュートラル・キャンプにスピン・ウェブをしかけた。

 その間、リュー・“Sylar”・ジアジュンのリカンがレベル6に達すると、ボトムレーンを支配した。EHOMEはSylarのアルティメット「シェイプシフト」を活用し、シャン・
“y`”・イィピンのアビリティ「インク・スウェル」とのコンビネーションでヴィシ・ゲーミングのポジショニングを狂わせた。

 マップ全域をFaith_bianに支配された結果、ヴィシ・ゲーミングはコアヒーローがファームに苦しんだ。さらにFaith_bianがアガニムス・スケプターを確保すると、状況は一層悪化することになった。これによってFaith_bianはマップのダイア・サイドでさらに10回のスピン・ウェブをしかけた。

 ヴィシ・ゲーミングはダイア・ジャングルでスモークガンクを狙い、マップコントロールの復活を試みた。しかしEHOMEはシャオ・“XinQ”・シシングのアルティメット「エコースラム」を恐れてポジショニングが乱れたダイア・ヒーローたちを素早く撃破していった。

 リーグ戦で1位になったEHOMEは、賞金2万6300ドルを持ち帰ることになった。