シリーズでお送りする「Battle for Tokyo」。今回は『ONE Tokyo Street Fighter Challenge』に出場する日本代表チームの紹介だ。

 10月6日、『ONE Tokyo Street Fighter Challenge』に出場する世界トップ10の『ストリートファイター』のプロたちが、東京に集結する。それぞれが同胞2名とともに国代表チームを結成して出場するため、この大会には単なる個人のプライド以上のものがかかっている。

 今回の日本代表チームで、プロ選手は高橋“ボンちゃん”正人のみ。残り2名は、『ONE Tokyo Street Fighter 1v1 Community Tournament』のグランドファイナリスト2名が選ばれる予定だ。

 ボンちゃんと肩を並べて戦いたいものは、『ONE Tokyo Street Fighter 1v1 Community Tournament』に、ここからエントリーしよう。


高橋“ボンちゃん”正人

 過去7年、世界でトップの『ストリートファイター』プロであり続けてきたボンちゃんは、今季「カプコンプロツアー(以下、CPT)」で5勝を挙げるなど、目下キャリア最高のシーズンを送っている。

 ボンちゃんは『Battle Arena Melbourne』では準優勝、『Taipei Major』では3位に入った。また、4月には『Versus Masters in Singapore』に勝利し、続く『CEO in Orlando』も制覇した。

 さらに6月の『VS Fighting in London』のグランドファイナルでは、ヴィクトル・“Punk”・ウッドリーとの神月かりんを使った“ミラーマッチ”を制し、見事に優勝を飾っている。

 そして8月、ボンちゃんは彼のキャリアで唯一欠けていたタイトルを手にした。『Evo』である。

 ボンちゃんは今年の『Evo』で圧倒的なパフォーマンスを披露し、イェ・“Hotodog29”・マンホ、ももち、デレク・“Idom”・ルフィン、DC・“Infexious”・コールマンといったトッププロを打ち負かし、グランドファイナルではアデル・“Big Bird”・アノウチェとの戦いを3-2で制し、初優勝を遂げた。

 さらにEvoに続くCPTのプレミアイベント、アイルランドでの『Celtic Throwdown』も無敗で制し、グランドファイナルでは韓国のシム・“NL”・グンに3-1で圧勝した。この結果、ボンちゃんはCPTのリーダーボードでトップに君臨している。

 ボンちゃんは『ONE Tokyo Street Fighter Challenge』でも優勝候補の最右翼とみられている。今大会を制し、東京で日本ゲーマーの面子を守ることができるか。