シリーズでお送りする「Battle for Tokyo」。第二弾は『ONE Tekken Tokyo Invitational』に出場する韓国代表チームの紹介だ。

 10月5日、世界トップ9の『鉄拳』プレイヤーたちが東京に集結し、初開催となる『ONE Tekken Tokyo Invitational』で覇を競う。

 プロたちは3つのチームに分かれてエントリーし、それぞれ日本代表、韓国代表、世界から集まったオールスターチームとして出場する。つまり個人のプライド以上のものが大会にはかかっていることになる。

 韓国は世界でも有数の『鉄拳』大国の一つで、間違いないく大会の優勝候補だ。


Rangchu

 Rangchuは獰猛なパンダ使いとして名を馳せ、「鉄拳ワールドツアー(以下、TWT)ファイナルズ」の現チャンピオンとして君臨している。昨年、『鉄拳』のレジェンドである“Qudans”を破り、戴冠を果たした。どちらかというと二線級のファイターとみなされているパンダに身も心も捧げているため、その一途さから多くのファンの共感を得ている。

 今季のTWTでのランキングでは9位と彼にしては振るわず、まだメジャー大会での勝利こそないものの、コンスタントにトップ10には入っており、今季も虎視眈々と優勝を狙っている。

 「CEO Daytona」と「Thaiger Uppercut」の二つの大会では4位に入っており、「Combo Breaker」でも3位に入った。まだ、Rangchuは日本の「Dojo」大会で無類の強さを誇っており、そこだけで240ポイントを荒稼ぎしている。

 
 

Ulsan

 弱冠二十歳のUlsanは、韓国の『鉄拳』シーンにおける若手注目株のひとりだ。すでにメジャー大会での優勝実績もあり、2017年には「Battle Arena Melbourne 11」で同年のEvo王者“JDCR”から金星を挙げ、『鉄拳』のマスターイベントで初優勝を手にしている。

 また、『FV Cup』で5位、『Thaiger Uppercut』で3位と好成績を挙げており、TWTランキングでも11位と好位置につけている。

 
 

Chanel

 ChanelはTWTのベテランで、アリサ、エリザ、ジュリアのいずれも最高レベルで使いこなす、ポリバレントなプレイヤーとして名を馳せている。

 現在はランキングこそ17位だが、「CEO Daytona」ではグランドファイナルで友人でありチームメイトでもある“Knee”と対戦する不運もあったが、2位と好成績を収めた。

 Chanelはまた、「Combo Breaker」で5位、「FV Cup」で9位に入り、まだまだ第一線で戦えるだけの実力を示している。