シリーズでお送りする「Battle for Tokyo」。今回は『ONE Tokyo Street Fighter Challenge』に出場する韓国代表チームの紹介だ。

 10月6日、世界トップ10の『ストリートファイター』のプロたちが、『ONE Tokyo Street Fighter Challenge』のタイトルを争うべく東京に集結する。それぞれが同胞2名とともに国代表チームを結成して出場するため、この大会には単なる個人のプライド以上のものがかかっている。

 韓国代表は将来性豊かなメンバーが揃う楽しみな構成で、その筆頭は『Celtic Throwdown 2019』で準優勝に輝いたシム・“NL”・グンだ。


シム・“NL”・グン

 NLは現在韓国最強のプロ選手で、昨年は『Saigon Cup』と『Combo Breaker』で勝利し、メジャー大会制覇を果たしている。今季の『カプコム・プロツアー(以下、CPT)』ではスロースタートとなったが、『Celtic Throwdown 2019』では グランドファイナルで 世界最強の高橋“ボンちゃん”正人に敗れたものの、2位と復調の兆しをみせている。

 NLは世界屈指の豪鬼使いで、もしかするとその実力は日本の“ときど”に次ぐ世界2位かもしれない。アグレッシブなプレースタイルで常に相手を追い詰め、過去には日本の“かずのこ”、DC・“Infexious”・コールマン、竹内“ジョン竹内”亮太を下している。

 また、『Celtic Throwdown 2019』の敗者復活戦ではビクトール・“Punk”・ウッドリーに3-0と圧勝を収め、これが今季最大の勝利となっている。


クン・“Verloren”・ヒュンソク

 VerlorenはNLと同様、2016年からストリートファイターVの大会に参戦している。コンスタントに結果を出し、過去3大会の『EVO』ではいずれもベスト16入りを果たしている。

 Verlorenは破壊力抜群のアタックで知られており、いぶきやキャミーといった攻撃力の高いファイターを使うのを好んでいる。

 現在CPTのランキングでは48位に入っており、日本の“もけ”と“ジョニィ”に加え、ブライアント・“Smug”・フギンスからも勝利を収めている。


キム・“Sigurros”・ジュンス

 Sigurrosは『ストリートファイターV』のプロシーンにおける急成長株の一人で、まさに目の離せないファイターの一人だ。F.A.N.Gの使い手である彼は、攻撃から守備へと自在に切り替えるユニークなプレースタイルで知られている。

 まだチームメイトたちほど有名ではないが、今季は『Fighter’s Spirit』や『Evo』といった大会で好パフォーマンスを披露しており、東京でその実力を満天化に知らしめるチャンスを虎視眈々と狙っている。