Riot Gamesによる『2020ミッドシーズン・スティーマラソン(MSS)』は12のプロリーグからトップクラスのチームが参戦し、48時間にわたってノンストップのバトルを繰り広げた。

 5月30日から6月1日にかけて開催されたイベントでは、世界中のサモナーから63万ドルの寄付金が集まった。

 Riot Gamesの創始者であるブランドン・“Ryze”・ベックとマルク・“Tryndamere”・メリルはオール・ランダム・ウルトラ・ラピッド・ファイア(ARURF)のショーマッチでLoLの人気パーソナリティであるジェレミー・“Disguised Toast”・ワンとクリッシー・コンスタンサと対戦した。

 さらに『2020ミッドシーズンカップ』では中国のトップ・Eスポーツが現世界王者のファンプラス・フェニックス(韓国)をグランドファイナルズで撃破。全世界のサモナーは『リーグ・オブ・レジェンド・プロリーグ』の隆盛を目の当たりにすることになった。

 ヨーロッパ勢は特別なオールスターチームによる『EU・フェイスオフ』だけでなく、エエフジェ・“Sjokz”・デポールテーレ、インディアナ・“Froskurinn”・ブラック、トレバー・“Quickshot”・ヘンリー、ダニエル・“Drakos”・ドラコスといった司会者、解説者たちがストリーミングを盛り上げた。

 彼らは海賊に扮してゲーム解説をしたり、リーグ・オブ・レジェンドのチャンピオンの動きを真似したり、チャンピオンのファンアートを制作するなど、あらゆる手を尽くしてストリーミングを盛り上げ、ファンからの寄付を募った。

 最終的にEU・フェイスオフはフランスチームの勝利に終わった。フランスのジャン・“Jezu”・マッソルはアフェリオスを使ってLECキングスを相手に見事なパフォーマンスを披露した。

 フレンチ・ズーはグランドファイナルズでLECキングスを下し、史上初のEU・フェイスオフ王者に輝いた。

 また、北アメリカの『リーグ・オブ・レジェンド・チャンピオンシップ・シリーズ』はでは、選手たちが夢の対決を繰り広げた。この動画では100・スィーブスのウィリアム・“Meteos”・ハートマンのティーモがパッシブ・アビリティの「ゲリラ・ウォーフェア」を繰り出し、ブルーチームからレッドバフをスティールした。

 ショーマッチの最後を飾ったのは、クラウド9とチーム・ソロミッドによるオフロール・ファイトだった。各選手は本来のレーンや役割とは違うポジションでプレーしたものの、クラウド9が12Kゴールドのリードを奪って30分で試合を決した。KDA(キル・デス・アシスト)は29/23/41だった。

 イベントの最後はダン・“Gryffin”・グリフィスとコルソン・“Machine Gun Kelly”・ベイカーによるミュージカル・パフォーマンスで締めくくられた。

 さらにファンはレガシー・EスポーツとOPL・オールスターによる夢の対決を観戦する機会に恵まれた。これはLCLのオールスター選手、CBLOLのベテランである“Kami”や“Yoda”、そしてLJLのエギジビション・トーナメントだった。TLCとLLAリーグの対決にはキャスター、コーチ、スタッフまで加わった。