『ドリームリーグ・シーズン13:ライプチヒ・メジャー』はプレーオフ6日目の試合が行われ、ロワーブラケット決勝では北アメリカのイーヴル・ジーニアスズが中国のヴィシ・ゲーミングに2-1で勝利した。フィリピン人のミッドレイナー、アベド・アゼル・“Abed”・ユソプがストーム・スピリットを使って、目を見張るようなパフォーマンスを披露している。

 シリーズが1-1と並ぶなか、ゲーム3のドラフトでイーヴル・ジーニアスズがタル・“Fly”・アイジクのためにエンチャント・アパリッションを選択すると、VGはお馴染みのジャイロコプターとローのコンビを放棄し、先にファームすることを狙って機動力の高いヒーローを選択した。

 一方のEGはチームファイトで先陣を切るアルトゥール・“Arteezy”・ババエフがファイスレス・ヴォイドを選択し、前線で囮になる役目のロマン・“RAMZES666”・クシュナレフは、アバドンを選択した。

 レーニングフェイズは互角の展開となるが、VGはEGのコアをキルすることを狙って、スモークギャンクをしかける。RAMZES666に狙いを定めるが、仕留めるのに時間がかかってしまうと、ここでEGがカウンターで応戦。クロノスフィアとアイス・ブラストのコンボでVGのヒーロー3体をとらえ、ゲームの主導権を引き寄せた。



 ミドルレーンでの壊滅的なチームファイトのあと、立て直しを図るVGはフェイスレス・ヴォイドを全面に押し立てることにした。VGがすべての攻撃をEGのArteezyに集中させた結果、フリーになったAbedがVGのヒーローを次から次へとキルしていき、ランペイジを獲得する活躍をみせた。

 イーヴル・ジーニアスズはラディアント・ベースを制し、VGにプレッシャーをかけ続ける。さらにラディアントのファウンテンに攻撃をしかけ、相手のパックをキルしてみせた。

 Abedは結局ゲーム3を14キル、1デス、13アシストの好成績で終え、ヴィシ・ゲーミングを敗退へと追いやった。

 2-1で勝利したEGは、これでライプチヒ・メジャーのトップ2フィニッシュが確定。チーム・シークレットが待つグランドファイナルズへの進出を果たした。

 一方、敗れたヴィシ・ゲーミングは大会を3位で終え、賞金11万ドルと2100DPCポイントを手にしている。

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