イーヴル・ジーニアスズ(EG)のミッドレイナー、アベド・アゼル・“Abed”・ユソプがDota2史上初めて1万1000MMR(マッチメイキング・レーティング)を獲得した選手となった。

 この19歳のフィリピンの神童は、自らのTwitterアカウントでこの事実を公表した。

 Dotaの世界で最も才能のある選手の一人であるAbedは、5年間のキャリアでいくつもの記録を破ってきた。2017年3月にはフィリピン人選手として史上初めて9000MMRを獲得。その3カ月後には史上初めて1万MMRを獲得していた。

 そして史上初の1万MMR達成から2年も経たずに、今後はメダルベースの新マッチメイキングシステムでも1万MMRを獲得していた。

 現在Dotaプロサーキットが新型コロナウイルスの感染拡大により中断しているため、プロ選手たちは一般プレイヤーに交じってDota2をプレーしており、そのMMRは過去に例を見ないほど上昇を続けている。

 Abedは北アメリカのイーヴル・ジーニアスズに所属しているが、フィリピンからだとネット環境の関係でハンデが生まれてしまうため、オンラインの大会への出場を見合わせている。