任天堂の大ヒット・シミュレーションゲーム『あつまれ どうぶつの森』では、動物たちとのおしゃべりを楽しんだり、巨大な魚を釣り上げたり、オフィスミーティングを行ったり、セレブリティによる訪問を受けたり、さらには既存のコンテンツを再創造したりと、あらゆることが可能だ。
本日はファンに手によって再創造されたコンテンツのトップ5を紹介する。
ファイナルファンタジーVIIのミッドガル
御覧の通り、この星で最もハイテクな都市が『あつ森』のなかに出現した。レプリカだけどなかなかの再現度だ。
このカルルップというプレイヤーは『ファイナルファンタジーVII』に登場するミッドガルにそっくりな建築群を作り上げた。彼がRedditに投降した写真を観ると、神羅カンパニーのテーマソングが脳内で再生されるほどだ。
カルルップのアバターはFFVIIの主人公クラウドを模しており、トレードマークである金髪と黒い服まで再現している。
ディール・オア・ノー・ディール
プライムタイムの人気番組『ディール・オア・ノー・ディール』(この場合は『ベル・オア・ノー・ベル』がふさわしいだろうか?)が、『あつ森』内に出現した。
司会はXwater GamingのMikiが務め、初代の挑戦者にはデイヴィッド・“GrandPooBear”・ハントが選ばれた。
ステージにはお馴染みの銀のジェラルミンケースではなく、茶色の小袋が並べられた。賞金額は100ベルから100万ベルだ。オリジナル版の美女モデルの代わりに、アシスタントはウサギの耳をつけた女の子が担当した。
すべての交渉はステージの左側で行われ、ブリーフケースと鐘を使いながら、プレイヤーの選択を表現した。また、ゲームの胴元であるJakuは、自らのスペースに腰を下ろし、挑戦者に対するオファーを提示した。
サンディエゴのコミコン・インターナショナル
今年のサンディエゴのコミコン・インターナショナル(SDCC)は新型コロナウイルスの感染拡大の影響によって中止になってしまった。そこでお勧めなのが、ロメル・ダ・シルバが『あつ森』内で再現した“疑似SDCC”だ。
ダ・シルバのHillValley島は、クレイジーなコンベンション・フロアへと変貌を遂げた。フロアには出展ブース、等身大フィギュア、ポスター、アート作品、小物、ポップカルチャーの商品が所狭しと並んでおり、まさにSDCCの再現となった。島の一部はショーパネルと化し、見物客たちが列を成した。ホールHへの道は見つかったかな?
参加者はコスプレをして現れ、コンベンションの最後にはコンテストもあった。
ディズニーランド
自宅待機要請期間中に、地球上で最もハッピーな場所を訪れてはどうだろうか? それは『あつ森』のなかでなら可能だ。
YoutuberのiGumdropは、彼女の友人がディズニーランドを模して作った、五つ星の島のツアーを行った。
再創造されたテーマパークには合計10個のアトラクションがあり、中央に位置するシンデレラ城をはじめ、未来的なトゥモーローランド、ライトニング・マックイーンのカーズ・ランド、スリリングなスペース・マウンテン、エキゾチックなアドベンチャーランド、『パイレーツ・オブ・カリビアン』や『スターウォーズ』の乗り物、『不思議の国のアリス』をテーマにしたコーヒーカップ、びしょ濡れ注意のスプラッシュ・マウンテン、さらには鮮やかな電飾を使ったワールド・オブ・カラーまで再現している。
我々が愛する現実世界のディズニーランドと同じく、iGumdropが訪れた島ではキャラクターやマスコットとの記念撮影が可能で、舞台で行われるショーもあり、スナックやポップコーンを味わったり、さらにミッキーグッズのお土産まで買うことができる。
Totoのアフリカ
サウンドトラック・コンポーザーのマコ・レイは、アメリカのロックバンド“Toto”の80年代の名曲『アフリカ』を『あつ森』上で完全再現した。マコ・レイが創り出したキャラクター8名は、閉鎖されたシンプルな空間内で『アフリカ』のパフォーマンスを行った。キャラクターたちはそれぞれカリンバ、サクソフォン、マリンバ、トロンボーン、カントリーギター、ドラムセット、シンセサイザー、ベースを使って曲を演奏した。
当然のことながら、これは簡単ことではなかった。マコ・レイは驚くべきことに、すべてのパートをオリジナルに合わせて自らプログラミングしているのだ。
その結果、マコ・レイはゲーム内のバーチャルな楽器を使って、名曲『アフリカ』を完璧に再創造してみせた。
なお、マコ・レイはピッチ補正をしていないバージョンもアップロードしている。
マコ・レイがTweetしたところによれば、彼は日本のミュージシャン“Kaiton”がアトラスの名作ロールプレイングゲーム『ペルソナ5』の主題歌『Life will change(作曲:目黒 将司)』を再現した動画にインスパイアされたという。