6つの地域にまたがって行われた『We Play!ブコバル・マイナー2020』の予選が終了した。これによって、2019-20シーズンの『Dotaプロサーキット(DPC)』のマイナー第2戦に出場する8つのチームが決定した。

  • Royal Never Give Up (中国)
  • GeekFam (東南アジア)
  • Gambit Esports (CIS)
  • Team Spirit (CIS)
  • Nigma Esports (ヨーロッパ)
  • Ninjas in Pyjamas (北アメリカ)
  • Fighting PandaS ( 北アメリカ )
  • Furia Esports (南アメリカ)

 『ドリームリーグシーズン13:ライプチヒ・メジャー』への出場権を逃した各地域の上位4チームが、『We Play!ブコバル・マイナー2020』への出場権をかけて争った。

 ここでは予選の詳細なレポートをお届けする。


中国

 Royal Never Give Up (RNG) がCDEC Gaming、EHOME、そしてLook For Smileを破ってマイナーへの出場権を獲得した。RNGの立ち上がりは悪く、初戦でEHOMEに敗れ、いきなりロワーブラケットに回ってしまう。

 それでもすぐに持ち直したRNGは、予選の残り試合を無敗で乗り切った。Look For SmileとEHOMEをそれぞれ2-0で連破すると、最後はグランドファイナルでもCDECを3-0と圧倒し、『We Play!ブコバル・マイナー2020』への出場権を手中に収めた。


東南アジア

 GeekFamがSEAのマイナー予選を無敗で切り抜けた。まずはBOOM EsportsとCignal Ultraをそれぞれ2-0のスイープで下し、楽々とグランドファイナルへの進出を決める。

 一方ロワーブラケットでは、Cignal Ultraが決勝でNeon Esportsを下し、GeekFamとの再戦の機会を得る。しかしグランドファイナルでは再びGeekFamがCignal Ultraを3-0と圧倒し、マイナーへの出場権を確保した。


CIS

 CIS地域の予選では、Gambit EsportsとTeam SpritがそれぞれHellRaisersとGentlemenをプレーオフで下し、マイナーへの切符を手にした。

 Gambit Esportsはアッパーブラケットを勝ち進み、準決勝でHellRaisersを、そして決勝でTeam Spritを2-0で下し、まずはマイナーへの1つ目の出場枠を確保した。

 Gambit Esportsに敗れたあと、Team Spritは激闘となったルーザーズ・ファイナルでHellRaisersを3-2と下し、2つ目の出場枠を手にした。



ヨーロッパ

 『ライプチヒ・メジャー』への出場を逃したあと、Nigmaはなんとか勝ち癖を取り戻し、『We Play!ブコバル・マイナー』への出場権を手にした。

 Nigmaは準決勝でTeam Singularityを2-0で下すと、その後はVikin.ggに2連勝。グランドファイナルでは3-0と圧倒的なパフォーマンスを披露した。


北アメリカ

 北アメリカ予選ではNinjas in Pyjamas(NiP)とFighting PandaSが出場権を獲得した。NiPはまずTeam Xolotlを2-0で下すと、接戦となったウィナーズ決勝でJ.Stormに2-1で勝利した。

 一方のFighting PandaSはJ.Stormによってロワーブラケットに落とされたあとは、その他のチームを無敗で圧倒。Team XolotlとJ.Stormをそれぞれ2-0、3-0とスイープした。


南アメリカ

 南アメリカのFURIA Esportsはまだあまり名前が知られていないチームだが、対戦相手をすべてスイープし、一つしかない『ブコバル・マイナー』への出場権を獲得した。まずはプレーオフでVicious GamingとEgoBoysをそれぞれ2-0で撃破すると、最後はグランドファイナルでGorillaz-Prideを3-0と圧倒してみせた。


 『We Play!ブコバル・マイナー』の予選は、先日のアウトランダーのアップデートがDota2の競技世界にどの程度の影響を及ぼしているかを計るうえで、絶好の試金石となった。

 各チームはまだ7.23パッチを持て余している状態のため、番狂わせが頻発しており、今後のDPCイベントでは、さらにエキサイティングな戦いが期待できるはずだ。

 『We Play!ブコバル・マイナー2020』は1月9日から12日かけて開催される。大会の賞金総額は30万ドルで、660DPCポイントをかけて争われる。

 大会の模様はWe Play!Eスポーツの公式Twitchチャンネルで視聴可能だ。

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