アストラリスのキャプテンであるルーカス・“gla1ve”・ロサンダーは、健康上の理由により競技プレーを休止することを発表した。

 「僕の人生の中で最も難しい決断だ」とgla1veはTwitLongerに投稿。長期間にわたってストレスや燃え尽き症候群の症状に苦しんできたことも明かしている。

 アストラリスのスポーツディレクター、カスパー・フヴィットは、団体としてgla1veの決断を尊重することを表明した。「もちろん、ルーカスが100%の状態で戻ってきてくれるのを楽しみにしている。だが今の彼には休養が必要だ。我々はあらゆる形で彼をサポートする」と述べている。

 アストラリスはまた、このことがチームのロスター拡大発表の理由であることもブログ投稿で説明している。「プレイヤーたちに、必要な時には休暇や休養を取れるような機会をこれまで以上に与えたい。プレッシャーがポジティブなものとなり、全ての選手が時間とリソースを最善の形で使えるような文化を作り上げたい」とフヴィットは語った。

 gla1veは『カウンターストライク:グローバルラウンド(CS:GO)』で最も成功を収めたプロ選手の一人。『CS:GO』メジャー大会で4度の優勝を飾ったほか、『IEM』『ブラスト・プロ・シリーズ』『ECS』『スターラダー』『ESL』『FACEIT』の各大会でたびたび首位フィニッシュを成し遂げ、アストラリスのゲーム内キャプテンも務めていた。

 gla1veは療養のため3ヶ月間チームを離れ、その間はヤコブ・“JUGi”・ハンセンが代役を務めるとチームは発表している。以前にデンマークの『CS:GO』団体ノースに所属していたJUGiは、アストラリスの一員として『ドリームハック・マスターズ・スプリング2020』に参加する予定となる。